2016-07-25

ハケットロンドン銀座でジャケットの直し


今年の1月、ロンドンで購入したハケットロンドンのジャケット。
必要にかられ、急遽購入したジャケットだったため、
サイズがあまり合ってなく、なかなか着れていませんでした。
BOYSサイズなのに、、、

そんななか、銀座にハケットロンドンがオープンしたのを知り、
せっかくだから本家で直しをと思い、お店を訪ねました。


入店後、事情を説明すると快く2階のテーラースペースに案内してもらえ、
フィッティングと直す箇所の確認をしました。
ロンドンの店舗のお話しやハケットロンドン銀座のオーダーメイドの説明などもしてもらえ、楽しい時間となりました。

もちろん無料というわけにはいきませんでしたが、
出来上がったものは、ハケットロンドン、
ブリティッシュスタイルらしいシルエットに仕上がりました。

せっかく直してもらったこのジャケットを活かすために、
この夏はジャケパンスタイルにチャレンジしたいと思っています。

2016-07-09

セールの巡り方

セールの季節です。
さまざまなアイテムをセール価格で買えるチャンス。
この機会に良いものと出会いたいものです。


セールには良いものはあまりない

良いものと出会いたいとは思うものの、
セールには良いものはあまり残っていません。
売れ残ったものを売るのがセールなので仕方ないですね。

それでも、ワクワクしてしまうのは当たり前。
古着屋さん巡りのように、掘り出し物を探すのがセールの醍醐味です。


中途半端なものを買わないよう注意

安いからと言って中途半端なものを買うことには注意しなければなりません。
サイズがちょっと合わない、本当は黒色がいいけど、このカラーでもいいか。
なんて言って買ってしまうのはよくない。
本当に気に入ったものを持つ。
この本質から逸れることはいくら安くてもやめたほうがいいです。


定番品、日用品を狙う

まず、セールで狙うのは定番品、日用品。
白のオックスフォードシャツ、シンプルなポケットTシャツ、ポロシャツ、
ビジネスマンならネクタイ、靴下、ハンカチなど。

こういったものはシーズンや流行を問わないし、
いつでも使えるものなので、安い時に気に入ったものを買っておくと便利です。

定番品はセレクトショップを巡ることで、ひょんな出会いがあるかもしれません。
直営店ではセールにかからないものも、セレクトショップの仕入れや在庫の関係で、
セールにかかる可能性があるからです。


この機会にチャレンジ

前から着てみたかったブランド、アイテム。
似合うかわからないけれどチャレンジしてみたいスタイル。

セールで安いからこそ、手にして、挑戦してみたいです。
失敗に終わってしまうかもしれないけれど、
中途半端ではなく、明確なチャレンジという目的を持った買い物は素晴らしいです。

自分自身のファッションの楽しみを広げる機会になると思います。


以上、セールの巡り方をまとめてみました。
私は今季もネクタイを買いました。

2016-07-05

フルオーダースーツの難しさ

私はフルオーダースーツを3着作ったことがありますが、
その都度、難しさを痛感しています。
それは、「自分の体型に合ったクールなデザインにする」難しさです。


フルオーダースーツのデメリット

フルオーダースーツのデメリットとして真っ先にあげられるのは価格と時間です。
周知の事実です。お金もかかるし、時間もかかる。
ここを乗り越えられなければ手が届かないフルオーダースーツ。
ただ、これはオーダーする前のデメリットであって、
フルオーダーという注文そのもののデメリットではありません。

価格と時間をクリアすれば、ジャストフィットのかっこいいスーツができる!
と思ったら、それは大きな間違いです。

フルオーダースーツの最大のデメリットは
スーツをデザインすることの難しさなのです。


自分の体型に合ったフルオーダースーツ

フルオーダースーツは丁寧に採寸してもらえます。
そしてパターンの縛りもないので、お望み通りのサイズになります。
自由なキャンバスに、細々採寸した数値が描かれる。
まさに「自分の体型に合ったスーツ」が出来上がるのです。
素晴らしいです。

でも、よくよく考えてみてください。
「自分の体型に合ったスーツ」が出来上がる。

自分の体型。

自分の体型ってかっこいいですか?
クールですか?
背が低かったり、お腹が出ていたり、
肩が張っていたり、手が長かったり。
モデル体型とは程遠い人がほとんどかと思います。

そう、自分の体型に合ったスーツを作っても仕方ない。
「自分の体型に合ったクールなデザイン」にしていく必要があります。
ここからがフルオーダースーツの難しさであり、
テーラーと自身の実力が問われることになります。


何も言わなければパターンオーダー

満を持して作るフルオーダースーツ。
そこに自分の明確な考えや要望を伝えられなかったとしたら、
テーラーのセンスだけで出来上がるスーツとなります。

それはもはやパターンオーダーと変わらないかもしれません。

もちろん良いものは出来上がると思います。
ただ、せっかくのお金と時間をかけたフルオーダースーツ。
自分のセンスも混ぜ込んだ最高の一着を作りたい。


重要なのは対話

もうわかっている通り、重要なのは自身とテーラーの対話です。
自分自身のこだわり、好きなスタイル、着たいシチュエーション。
それらのことを十分にテーラーに伝え、
それを自分に合ったサイズで、クールに見えるようデザインする。

これがとても難しい。
もともとのパターンやデザインがないため完成した絵が見えない。
対話の中でお互いのイメージを一致させなければならない。
選んだ生地の風合いやしなやかさまで読みきれなかったりすることも。

正直、下手にフルオーダーするよりも、
もともと洗練されたパターンから選んで調整した方が
良いものが出来上がるのではないかと思っています。

最高のフルオーダースーツにたどり着くのはとても険しい道です。
ただ、それがどうしようもなく楽しいので、
私はまた足を運ぼうと思っています。