2016-04-30

オーダーメイドはハウススタイルに任せる

私はオーダーメイドするときはお店のハウススタイルに任せるようにしています。
過去に、フルオーダーでのスーツを3着作ったことがあるのですが、
不思議なことに1着目に作ったものが一番着心地がいいのです。

初めてのフルオーダーではあれこれ注文はせず、
仕立て屋さんのアドバイスを受け入れ、作り上げました。

2着目以降は、もうちょっと細く、裾は短めで、なんてやってみたのですが、
1着目の着心地に敵うものはできあがりませんでした。

それからというもの、多少の要望はするものの、
基本的にはお店のアドバイスに従いながらすすめるようにしています。

オーダーメイドのお店といえど、その店ごとの得意なスタイル、ハウススタイルがあります。
それらを尊重することが良いスーツ作りに繋がってきます。

もちろん、どんな要望にも応えて形にしてみせる!
なんて実力のお店もなかにはあるかもしれませんが。

仕立て屋さんは世の中にたくさんあるのだから、
自分の要望を真っ向から通すのではなく、
自分の要望に近いハウススタイルを持った仕立て屋さんを選んでみてください。

私は最近では自分のスタイルを追求するオーダーメイドより、
ハウススタイルを楽しむオーダーメイドの方が性に合っているような気がしてきています。

大切な人がいてこそ成り立つ紳士の着こなし

紳士の着こなしは自己満足、身勝手な着こなしではないと思っています。
他者を意識する、とりわけ大切な人を意識する着こなしが大切です。

上質な服、ブランド物の服、高そうな服で着飾っても、
それは張りぼてでしかないと思います。
大切な人を意識した着こなしが自身を高め、紳士的な装いにしてくれます。

この大切な人とは恋人や妻だけではありません。
友人や家族、同僚など、身近にいる大切な人のことすべてです。

協調性という言葉にも置き換えられるかもしれません。
自分のスタイルを押し通すのではなく、
社会と周囲と協調するような着こなしが好ましいと考えます。

まずは、大切な人の前でかっこよくいたい。
それがひっそりとした紳士の着こなしだと思っています。

2016-04-24

同い年くらいになりinnocent worldが心に染みる

Mr.Childrenを聴きはじめたのは小学生のときです。
ブックオフをはしごし、CDを集めた頃が懐かしいです。
心地よいメロディーと歯切れの良い歌詞が好きでした。

高校生を過ぎるとあまり聴かなくなったミスチル。
ミーハーすぎるとかそんなかっこつけた理由で聴かなかっただけかもしれません。
インディーズやロキノン系が流行っていたこともあるでしょう。

とがった気持ちも落ち着いてくると、
改めてこのモンスターバンドのすごさを感じます。
気がつけば、Mr.Children自身がinnocent worldをリリースした年齢と同じくらいになりました。

「僕は僕のままで譲れぬ夢を抱えて」
夢を追い続けてきたからこそ、染みる音があります。

「近頃じゃ夕食の話題でさえ仕事に汚されていて」
社会人になり仕事を始めたからこそ、染みる音があります。

「愛に満ちた季節を思って歌うよ」
大きな恋愛をしたからこそ、染みる音があります。

時代背景などは大きく変わっているかもしれません。
ただ、アーティストがこの年齢で思ったこと、歌にしたこと。
小学生の私にとっては壮大な曲でありましたが、
今は噛み締めるように聴くことができます。

innocent worldが染みる歳になりました。

2016-04-21

地元と地方を旅して気付いた幸せのひとつ

先日、田舎の実家に帰りました。
またそのついでに地方に旅行もしました。
移動中は、アドラー心理学について書かれた「嫌われる勇気」を読みながら。

実家の両親は元気そうで、いつもどおりの日常を送っていました。
心なしか昔より優しくなったような気がしました。

地元の友人は、ほんとうに楽しそうにお酒を飲んでいました。
ちょっとの給料がもらえ、大好きなお酒とパチンコに囲まれていれば良いそうです。
親と家族とお前のような友人を大切にしながら。

地方でたまたま出会ったニートの女の子。
東京で暮らす私にとって一見大丈夫か?と思ってしまいましたが、
ニートとは思えない落ち着きようと立ったキャラで、
商店街のアイドル的存在となっていました。

忙しない東京、私のまわりは、仕事やお金、夢や競争で混沌としています。
仕事と時間に追われ、お金の使い道を気にし、
理想と現実のギャップに苦しみ、他者との比較で落ち込む。
そんな生活の日々で、勝ち越して手にした未来はたぶん幸せなのでしょう。
でも負け越した未来は不幸なのでしょうか。そんなことを考えてしまう東京の日々。

それと決別したかのような暮らしを目にし、
幸せのかたちのひとつに気づくことができました。

今日を、明日を、目の前の日々をひたすら幸せに生きた結果は、
どう転ぼうとも幸せな結末だと思えました。
ちょうど、「嫌われる勇気」を読んだからかもしれないですが。

2016-04-09

東急プラザ銀座に行ってみた感想

2016年3月31日にオープンした東急プラザ銀座に行ってみました。

銀座の一等地に立つ、東急プラザ銀座。
外観は東急プラザ表参道原宿と同じようにギラギラしており、
主張が強すぎるようにも感じましたが、表参道原宿店のように期待外れな感じはなく、
施設内は非常に快適で、ここでしか味わえない雰囲気とお店が揃っていました。

イギリス推しだなとすぐに分かるほど、
ブリティッシュブランドが目に入ってきました。
サンスペル、ハケット、マーガレットハウエル。
ハンター、ナイジェルケーボン、そしてグローブトロッター。
どれも良質なブリティッシュブランドです。

6・7階は日本を前面に押し出したフロア構成。
伝統的なものから、ポップカルチャーまで、
日本人として知っておきたい商品が陳列されていました。

外国人をメインターゲットとしているように感じましたが、
銀座という土地柄もあり高級感を強く意識した構成は、
どんな人が訪れても楽しめる施設に仕上がっていました。

東急プラザ銀座と同じような施設はありません。
それに加え、まさに日本の「今」を象徴するような内容なので、
わざわざ訪れる価値のある施設だと強く感じました。

2016-04-07

「不透明な10年後を見据えて、それでも投資する人が手に入れるもの」を読んでの感想

岩崎日出俊氏著「不透明な10年後を見据えて、それでも投資する人が手に入れるもの」を読んだ。

この本は、本屋さんでたまたま目に入り、
手に取り、内容が気に入ったため購入に至りました。

よくある経済本はその本が出版された時には、時すでに遅しで、
経済状況であったり、風向きが変わってしまっていて参考にならないものが多いです。
そのため私は現状を分析するような本はまず買わないようにしています。
買う本は経済や投資の根本的な考え方を教えてくれる、正してくれる本です。

そんな考えのもとで手にした1冊、
非常に参考になり、読んでよかったと感じました。

一番よかったことは、
「イノベーション」の重要性を再認識できたことです。
イノベーションの起こり方、今後起こるかもしれないイノベーション。
GoogleやApple、Amazon、Facebookなど代表的な最先端企業の動き。
人工知能をメインとしたゲームチェンジの足音。
そんななかどういう進み方があるのか。
現状の自分の知識、スタンス、バランスにフィットし、これらの話がするりと頭に入ってきました。

地に足をつけて、少しだけ背伸びして、時代を見据えて、捉える。
そんな風になれるようこれからも勉強していきたいです。

2016-04-02

新入社員が就活生から抜け出す着こなし

新年度になり、新入社員らしき人たちを多く見かけます。
日本ながらの大量一括採用。その影響で4月は電話代が高くなるらしい。
私も取引先に電話をかけて、緊張した丁寧な電話対応を受けると、ああ4月なんだなあなんて思ったりもします。

私服の生活から、毎日スーツの生活に変わる新入社員。
就活の時に買ったリクルートスーツを頼りにする生活から抜け出すためちょっとしたアドバイスをまとめたいと思います。
※業界や会社の慣習がある場合はそれを考慮してください。

一通り揃えるという考えは捨てる

まずはじめに、
「スーツ3着・シャツ5枚・革靴2足・ネクタイ5本をそろえたほうが良い」
みたいな固定概念は捨てたほうがいいです。

確かにそれだけあったら便利なのですが、
ビジネススタイルの右も左もわからない新入社員は、ビジネスアイテムを選ぶセンスなどあるがわけない。
焦って揃えた結果、「1年しか着なかった。半年でダメになった。」なんてアイテムを増やしても仕方ないからです。

ポイントは
・焦って無駄なものを増やさない
・ビジネススタイルのセンスを押し上げる買い方をする

基本ベースと酷使は、就活のときに買った一式が担ってくれます。
納得のいくアイテムを十分に検討して購入することで、着こなしも仕事も格段にステップアップします。

ベースはあくまでもリクルートスタイル

考え方はリクルートスタイルからはみ出さないほうが良いです。
ここから外れると変に浮くし、上記のとおり、ないセンスで選んでも仕方ないからです。
自分の好みやスタイルがわかるまでは、シンプルなリクルートスタイルで十分。
また、焦って柄物なんかを買うより長期的に見てもよっぽど使い勝手が良いです。


購入するべきもの

①黒のそこそこ良いウイングチップを1足

3万円前後の雨でも使えるソールのウイングチップを1足購入することをおすすめします。
このタイミングでのウイングチップには以下のメリットがあります。
・就活生は履かない
・装飾があるため傷や擦れが目立ちづらい
・皺がどこに入っても雰囲気を崩さない

就活の際の飾りのないスタイルから、
革靴をウイングチップに変えるだけで雰囲気がガラッと変わります。

週に数回履くため手入れをする時間がなかったり、
履きつぶしてきたりしても、なんとかなるのがウイングチップ。
本来ならオーソドックスでフォーマルなストレートチップを1足と言いたいところですが、
つま先に皺の入った履き潰したストレートチップは非常にかっこ悪いです。
そのためガンガン使わざるを得ないこの時期の1足はウイングチップが便利。
ちょっと派手かもと思うかもしれませんが、
ベースがリクルートスタイルならばお堅い業界でない限り、気にするレベルではないと感じます。

具体的な商品としては、スコッチグレインのジョルノなんかがおすすめです。
そして、そのうち高い革靴としてシンプルなストレートチップが欲しくなるでしょう。
そんなときでもこのウイングチップは大活躍すると思います!
スコッチグレイン公式オンラインショップより



②ワイドカラーの白シャツ綿100%を1枚

ジャストサイズの襟が少し開いたワイドカラーの白シャツ綿100%を着用してみてください。
これは今後のベースアップにつながり、清潔感のあるスタイルを覚えることができます。
ビジネススタイルは清潔感が重要です。
ポリエステルが混ざっているものではなく、まずは綿100%の白シャツを着てほしいです。

具体的なおすすめ商品はやはり鎌倉シャツ。
そして、そのうちシャツをオーダーメイドしたくなるでしょう。
あれこれこだわる際にこのフォーマルな白シャツ経験がベースになります!
鎌倉シャツHPより



③落ち着いたグレーのニットタイ

就活スタイルから一気してジャンプアップだが、非常に使いやすいのがグレーのニットタイ。
素材の雰囲気もシルクのものと変わりますが、黒のスーツになじみやすく、
フォーマルさも十分にあるグレーのニットタイを使うことで、
一気にネクタイへの考え方の幅が広がると思います。

具体的なおすすめ商品は特にないが、密度の濃いものを。
そのうちグレーのスーツを手にするでしょう。
グレーのスーツにグレーのニットタイはほんとかっこいいです!
FAIRFAX HPより




④格安オーダーメイドで風合いのある無地ネイビースーツを1着

試行錯誤し、格安でいいからイージーオーダーメイドを。
生地は風合いのあるウール100%の無地ネイビー。
自分の体に合ったスーツを試しに作ってみると良いです。
大切なのは、オンラインではなく、実店舗で対話しながら作ること。
わからないことばかりだと思うが、既成のものより確実に良いものを手にできます。

具体的なおすすめ店舗はビッグビジョン。
いろいろある格安オーダー店だがデザイン・縫製・生地ぞろえが無難。
そのうち、もっと良いところにステップアップしてみましょう。
ビッグビジョンHPより

以上、つらつらとまとめてみました。
最初の1年。焦って無駄な投資をするより、的確な自己投資をしてほしいです。
初めからいっちょまえにそろえる人もいるけれど、
そこはグッとこらえて、将来を見据えたほうが良いです。


2016-04-01

行き過ぎた物欲は自身が充実していない証拠

行き過ぎた物欲があるときは自分自身が充実していないことが多いです。

高い服を買うこと、株を買うこと、高いご飯を食べることなど、
消費することで何か変えられるんではないかと思い動いてしまいがちです。
消費で自分を変えるきっかけを得ようと。

しかしながら、だいたいこういう時の消費は良い事につながりません。

結局何の解決にもならず、虚しさが残るだけなのです。

落ち着いて考え出した経済活動が良い結果を生む。

もちろん直感やインスピレーションも大切ですが、物欲先行の買い物は良くないです。

物欲が止まらないときは、一歩立ち止まり考え、本当に必要なものだけに消費する。

物欲先行の消費はその場の満足しか生まないのだから。