5年ほど前に読んだ本ですが、
最近になって読み返してみました。
内容的には、その名の通り、
「暇」と「退屈」を論じながら進んで行きます。
私の昨年からどうも気になっている
「消費社会」に対する言及も多く、
改めて考える良い機会となりました。
贅沢とは何か?
贅沢は必要な要素だと感じています。贅沢は人を人たらしめる。
私も、ファッション、食事、旅行、などなど、
それらを生活の十分以上、つまり、
贅沢の域で楽しんでいるひとりです。
ただ、ここ最近、消費のあり方、
お金や財の使い方に少し疑問を感じていました。
[消費ではなく...]
そんな中、この本の中で大きな気づきを得ました。
浪費は、満足をもたらす。
消費は、止まらない。
私が疑問を感じていたのは、
まさに消費。
何に向かっていくのか、終わりのわからない消費。
それに対して、
私が贅沢だと思っていたのは浪費。
もちろん、解釈の仕方、
消費と浪費という言葉をどう紐解くかによって、
捉え方はいろいろあるかと思いますが、
消費の連鎖からは距離を置きたいものです。
よく考えることを楽しみ、良いものを手にする。
そんな素敵な浪費を、贅沢をしていきたいと思いました。
0 件のコメント:
コメントを投稿